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2023/11/01

みえ風水害対策の日シンポジウム(2023.9.30)の全編映像

みえ風水害対策の日シンポジウムについて
 三重県では、伊勢湾台風が襲来した9月26日を「みえ風水害対策の日」と定め、県民が風水害に対して理解を深めるシンポジウムを毎年、開催しています。
 今回のシンポジウムでは、「外国人を含めた共助」をテーマに防災・減災対策について県民の皆さまと考えました。


開催内容
(1)日時 令和5年9月30日(土)13~16時
(2)場所 亀山市社会福祉センター
(3)主催 みえ防災・減災センター、三重県、三重大学、津地方気象台、亀山市
(4)参加者数 約110名

(5)実施概要

講演1
  「外国人を交えた地域防災」
    一般財団法人ダイバーシティ研究所 研究主幹
    人と防災未来センター リサーチフェロー
    楊 梓

 外国人の防災・減災対策を進めていくためには外国人の特性に配慮した対応が必要であること、外国人防災リーダーなど外国人による地域活動の担い手を養成していくことの重要性などについてお話いただきました。(動画 0:19:22~)

講演2
  「防災情報の多言語化と線状降水帯について」
    津地方気象台 台長
    本松 雅彦

線状降水帯に関して気象庁が発表している情報や、どこで災害発生の危険度が高まっているのか視覚的に確認できるツールとして多言語対応もしている「キキクル(危険度分布)」について紹介するとともに、大雨などの際に適切な避難をするために防災気象情報を的確に入手することの重要性についてお話いただきました。(動画 1:03:20~)

パネルディスカッション  「外国人住民と防災に取り組むうえでの課題とその対応方向」
  ・コーディネーター
    三重大学大学院地域イノベーション学研究科 准教授 
    三重大学地域圏防災・減災研究センター副センター長
    水木 千春
  ・パネリスト 
    アラウコ マリア(三重大学病院スペイン語医療通訳士・外国人防災リーダー)
    上原 ジャンカルロ(公益財団法人三重県国際交流財団 主査)
    井伊 サンドラ(Suzukame Amigos 代表)
    松隈 潤治(みえ防災コーディネーター、かめやま防災ネットワーク)
  ・コメンテーター
    楊 梓(前掲)


 パネルディスカッションでは、外国人住民が防災に取り組むうえでの課題や、外国人住民も含めて地域が防災取組を進めるうえで今後必要なことなどについて、議論を行いました。


 地区の住民が外国人住民とコミュニケーションを取ることができる機会を作っていくことにより、外国人住民の防災意識を高めていくことの重要性が提起され、そのための機会として有効な地区のイベントへの積極的な参画を呼び掛けることの大切さが議論されました。

 また、外国人防災リーダーなど地区の中心となる人物をより多く養成できるよう取り組んでいく必要があり、また、養成したリーダーが主体的に動いて活躍できるよう、社会福祉協議会や行政がサポートしていくことの必要性も提起されました。(動画 1:48:15~)

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