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2023/03/02

みえ地震・津波対策の日シンポジウム(2023.1.28)の全編映像

みえ地震・津波対策の日シンポジウムについて

 三重県では、昭和東南海地震が発生した12月7日を「みえ地震・津波対策の日」と定め、毎年地震・津波に関するシンポジウムを開催しています。
 少子高齢化が進展する中、地域における防災活動を持続的に推進するためには、若者の防災意識を向上させ、次世代の地域の防災を担う人材として育成を図る必要があります。令和4年度は川越町との共催により「次世代人材の育成」をテーマに、地震・津波に対して私たちが身の安全を守るため何ができるかを考えました。

開催内容

(1)日時 令和5年1月28日(土)13~16時
(2)会場 川越町あいあいホール
(3)主催 みえ防災・減災センター、三重県、三重大学、川越町
(4)参加者数 150名
(5)実施概要

①語り
テーマ「2016年熊本地震を経験して ~南阿蘇村からのメッセージ~」
  語り部 竹原 伊都子(熊本県南阿蘇村 語り部ガイド)

 熊本県南阿蘇村で学生寮「新栄荘」を営む竹原さん。熊本地震被災後も学生の心の拠り所として、新栄荘を守り続けています。
 大多数の家屋やアパートが倒壊する緊迫した状況下、地域の学生達が率先して人命救助や迅速な安否確認を行い、救援物資のスムーズな受け入れに繋げたことを発表いただきました。
 最後に、「命が一番大事。これは自分さえ良ければ良いということでなく、自分にとって大切な人に悲しい思いをさせないため。地震や水害が起こったことを想定し、自分の命を自分で守るための備えを考えておくことが大切」という会場へのメッセージにより、語りが締めくくられました。(動画 0:10:02~)

②「みえの防災大賞」表彰式
 三重県では、県内各地で自主的な防災活動に取り組んでいる団体を表彰し、これらの活動を県民の皆さんに広く知っていただくことにより、災害に強い三重づくりを進めることを目的として、平成18年度から「みえの防災大賞」を実施しています。
 令和4年度「みえの防災大賞」、「みえの防災特別賞」及び「みえの防災奨励賞」の受賞団体に係る活動紹介の後、プレゼンターの三重県防災対策部長から表彰状及び副賞が贈呈されました。(動画 0:51:54~)

受賞団体
(1)みえの防災大賞(1団体)
・株式会社山下組(志摩市)
(2)みえの防災特別賞(1団体)
・玉城町防災ボランティア(玉城町)
(3)みえの防災奨励賞(2団体・50音順)
・神木(こうのぎ)地区自主防災組織(御浜町)
・三重県立北星高等学校と富田地区連合自主防災隊(四日市市)

③パネルディスカッション
テーマ「次世代を担う若者育成のためにできること」

コーディネーター  川口 淳  (三重大学大学院工学研究科 准教授)
パネリスト     森本 佳奈 (認定特定非営利活動法人 レスキューストックヤード 事務局スタッフ)
          水谷 俊治 (川越町自主防災組織連絡協議会 副会長)
          竹原 伊都子(熊本県南阿蘇村 語り部ガイド)
          矢尾 七海 (みえ学生防災啓発サポーター、四日市看護医療大学4年)
          渡邉 晟  (みえ学生防災啓発サポーター、皇學館大学2年)

 パネルディスカッションでは、少子高齢化が進展する地域防災の現状に鑑み、若い世代が参画する今後の防災について議論がなされました。
 平時の取組紹介として、川越町上吉地区の防災訓練の様子や、東日本大震災で避難を余儀なくされた子どもたちに対して認定特定非営利活動法人レスキューストックヤードが実施したアンケート調査、みえ学生防災啓発サポーターの取組などを紹介して頂きました。
 地域防災に携わる住民の高齢化の現状がある一方で、防災に興味がある若者が多くいること、それらの若者を防災の分野に取り込むためのきっかけづくりをすることの大切さについて意見が交わされました。
(動画 1:10:29~)

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