みえ風水害対策の日シンポジウム(2022.9.3)の全編映像
みえ風水害対策の日シンポジウムについて
三重県では、伊勢湾台風が襲来した9月26日を「みえ風水害対策の日」と定め、県民が風水害に対して理解を深めるシンポジウムを毎年、開催しています。
今回のシンポジウムでは、数時間にわたり同じ場所に大雨をもたらす線状降水帯への理解を深めるとともに、女性視点を取り入れた防災活動を取り上げ、地域で取り組む防災・減災対策について県民の皆さまと考えました。
開催内容
1 開催内容
(1)日時 令和4年9月3日(土)13~16時
(2)場所 adsホール(名張市青少年センター)
(3)主催 みえ防災・減災センター、三重県、三重大学、津地方気象台、名張市
(4)参加者数 160名
(5)実施概要
講演1
「風水害から身を守るための備え ~線状降水帯の観測と予測~」
・津地方気象台 地域防災官 山本 暁子
危険度分布「キキクル」の紹介により、大雨による災害発生の危険度をどのように把握すればよいかを説明いただきました。また、線状降水帯についての予測向上に向けた取組や観測実例など、最新の情報を紹介いただきました。(動画 0:15:22~)
講演2
「集まらない防災訓練が盛況 ~スタンプラリー形式の挑戦~」
・防災クリエイティブマネージメント、防災士、大阪狭山市消防団(女性分団)
岡本 裕紀子
コロナ禍でも防災訓練が実施できるよう、大阪府大阪狭山市にて、スタンプラリー形式の「人が集まらない防災訓練」を企画監修した岡本さん。スタンプラリーのチェックポイントをめぐる訓練の様子や、防災アドバイザーとして訓練の準備期間に地元で調整を行ってきた様子を講演いただきました。(動画 0:50:22~)
パネルディスカッション 「女性の声も活かしたみんなの防災」
・コーディネーター
三重大学大学院工学研究科 准教授 川口 淳
・パネリスト
三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」所長 荻原 くるみ
名張市役所 危機管理室長 岩並 伸
名張市 つつじが丘自治連合会 会長 本田 卓治
(前掲)岡本 裕紀子
パネルディスカッションでは、女性視点の防災活動をテーマに各パネリストから発表いただきました。荻原さんからは男女共同参画における三重県内の現状を、岩並さんからは名張市役所での女性職員の割合や、女性に配慮した備蓄品目などを、本田さんからは名張市つつじが丘自治連合会における防災活動の取組を、それぞれ発表いただきました。
今後に向けたヒントとして岡本さんからは、地域の催し物などを通じて子供を地域社会の一員として、「地域で育てる」意識を持ったコミュニティーを作ることや、小学生2~6年の学年縦割り班でのHUG訓練により、年齢性別を問わず意見を出し合った事例など防災教育の必要性が述べられました。(動画 0:50:45~)